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環境講演会「もっと知りたい!プラスチック問題の今」を開催しました

令和元年10月5日(土)中目黒GTホールにて環境講演会「もっと知りたい!プラスチック問題の今」を開催しました。

環境講演会は、協会が目黒区民に環境問題への関心を高めてもらうために開催するもので、今回は「もっと知りたい!プラスチック問題の今」をテーマに、朝日新聞編集委員(環境・エネルギー担当) 石井 徹氏(いしい・とおる)氏を講師にお招きしました。

 

講演では、「我々の生活の中にプラスチックは大量に入り込んでおり、廃棄物処理からもれた物や、われわれの生活の中からもプラスチックは環境に流出し、海に流れ込むプラスチックごみは、年間約800万トンになるとの推計もある。5mm以下の粒になったものがマイクロプラスチックと呼ばれ、魚などに摂取され、食物連鎖を通して生態系全体に広がっていく。そしていまや人間の尿からも検出される。また、プラスチックに含まれたり、付着している有害化学物質の影響も懸念される」と、プラスチック問題の現状について報告がありました。

 

また、「プラスチックの問題は、地球環境問題のひとつの象徴にすぎず、この問題を個別に解決することはできない。環境問題はすべてつながっており、それらは人間が引き起こしている。」「プラスチック汚染低減のために、まずは使い捨てプラスチックの使用削減。紙や木などのバイオマス利用、バイオマスベースのプラスチックの利用促進などが考えられる。」また、「我々が今出来ることとして、3R(Reduce・Reuse・Recycle)に、プラスチック、特に使い捨ての物の使用を極力避ける、断る(Refuse)を加えるべき」と示され、プラスチック問題についてさまざまなデータや資料を示しながら説明がありました。

最後に、スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥーンベリさんの、ニューヨークで開かれた国連気候行動サミットでの講演や、元アメリカ副大統領アル・ゴア氏が東京で主催した気候変動問題について学ぶトレーニングプログラム(The Climate Reality Project)に約800人が参加し、高校生や大学生からもさまざまな意見が出たことにふれ、「環境問題について声をあげる若者が出てきたことは非常に心強い」と講演を締めくられました。


会場に設けられた、プラスチック問題に関するパネル
会場に設けられた、プラスチック問題に関するパネル